地域連携への想い
当センターは、地域の動物病院様との緊密な連携が、ご家族の安心にもつながると考えております。貴院からの大切な患者様を、責任をもってお預かりし、診断・治療のサポートをさせていただきます。
当センターは、地域の動物病院様との緊密な連携が、ご家族の安心にもつながると考えております。貴院からの大切な患者様を、責任をもってお預かりし、診断・治療のサポートをさせていただきます。
TEL: 011-386-1213
予約受付時間 8:30~16:30(休診日除く)
FAX: 011-386-0880
予約受付時間 常時受付(※返信は診察時間に行います)
ご予約の診療日の前日までに紹介状のFAXをお願いいたします
(FAX番号: 011-386-0880)
紹介状と血液検査結果は任意の書式でも結構ですが、下記書式もご利用いただけます。
MRI、DECT(Dual Energy CT)などの高度医療機器を用いた検査のみのご依頼も承っております。診断の一助として、お気軽にご活用ください。詳細はお電話にてお問い合わせください。
日々多くの患者さんと向き合っていらっしゃる中で、「加齢による変化とは何か違う」と違和感を感じることはございませんでしょうか。そういった症例の中に、CT/MRI検査によって初めて診断可能な、治療の選択肢がある疾患が隠れているかもしれないと私たちは考えております。
当センターでは、アジア圏の獣医系大学で唯一となるデュアルエナジー・ハイレゾ技術搭載のCT装置を導入しています。この圧倒的な性能が、診断に新たな選択肢をもたらします。
より詳しい装置の紹介は、大学の公式ページもご参照ください。
→ アジアの獣医系大学で唯一のCT装置を導入(酪農学園大学HP)
軟部組織のコントラスト分解能に優れるMRIは、特に神経系疾患の診断において不可欠なモダリティです。CTとは異なるアプローチで、病態の核心に迫ります。
後肢の進行性麻痺を主訴としたフェレットにおいて、一般レントゲンやエコー検査では原因の特定が困難であった症例が報告されています。本症例では、MRI検査により胸椎レベルでの脊髄圧迫病変が明瞭に描出され、正確な診断に至ったとされています。このように、MRI検査はエキゾチックアニマルの神経疾患において、確定診断に重要な役割を果たすことが示されています。正確な診断がつくことで、ご家族がペットと向き合い、残された時間をより元気に過ごせるようになるのを、先生方も実感されていることと存じます。ご家族が大切なペットと、より長く、健やかな時間を過ごせるよう、ご協力をお願いできれば幸いです。
参考文献: Ingrao JC, Eshar D, Vince A, et al. Focal thoracolumbar spinal cord lymphosarcoma in a ferret (Mustela putorius furo). Can Vet J. 2014 Jul;55(7):667–71.
エキゾチックアニマルの分野では、まだ解明されていない疾患が多く、私たち大学病院も日々研究を重ねています。先生方にご紹介いただく一つひとつの症例が、この分野の医療を前進させる極めて貴重な知見となります。得られた知見は学会や論文を通じて先生方に還元し、業界全体の発展に貢献することが私たちの使命です。未来の動物たちのため、ご協力いただけますと幸いです。